ユーザ用ツール

サイト用ツール


ja:windows:10:すべてのユーザーにタスクバーのピン留めを設定する

すべてのユーザーにタスクバーのピン留めを設定する

スタートメニューのピン留め情報をマシンにログオンするすべてのユーザーに適用したい場合、PowerShellのExport-StartLayoutコマンドレットとグループポリシー、またはローカルグループポリシーを使用します。
ここでは設定作業がシンプルなローカルグループポリシーの手順で説明します。
Active Directoryのグループポリシーを使用する場合は、ローカルグループポリシーの設定部分を一般的なActive Directoryのグループポリシー設定方法に置き換えてください。
なお、本設定方法を用いる場合、移動ユーザープロファイルでスタートメニュー情報をプロファイルとして保持させていた場合でも、本設定での表示に強制されてしまいますので、ご注意ください。

  1. 設定の雛形となるユーザーでWindowsにログオンする
  2. スタートメニューのピン留め、配置などを設定する
  3. PowerShellを起動する
    ※一般権限で良い
  4. Export-StartLayoutコマンドレットを実行する
    Export-StartLayoutコマンドレットを使用し、設定したスタートメニュー情報をエクスポートします。エクスポート先は一般権限で出力できる場所であればどこでも構いません。
    今回は%USERPROFILE%(=C:\Users\ログオン中のユーザー名)に出力します。
    Export-StartLayout -Path $Env:Userprofile\Layout.xml
  5. 出力したXMLファイルをすべてのユーザーから読み出し可能な場所に移動する
    (例:C:\ProgramData\Layout\Layout.xml\\%USERDOMAIN%\NETLOGON\Layout.xml、など
    ローカルグループポリシーの場合はマシンのローカルの方が良い)
  6. グループポリシー、またはローカルグループポリシーで設定を行う
    1. 管理者権限を持つユーザーでログオンし、`gpedit.msc`を実行、ローカルグループポリシーエディタを起動する。
    2. [ユーザーの構成]-[管理用テンプレート]-[タスクバーと[スタート]メニュー]を選択
    3. 「スタート画面のレイアウト」のポリシーをダブルクリックし、設定ダイアログを表示する
    4. 設定を「有効」に変更し、「スタート画面のレイアウトファイル」に項番5で移動したXMLファイルのパスを入力する
      (例:C:\ProgramData\Layout\Layout.xml
    5. 入力したら、「OK」ボタンをクリックし、ダイアログを閉じる。
    6. ローカルグループポリシーエディタも✗ボタンで終了。
  7. 念の為、ポリシーを強制的に適用する
    1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、gpupdateを実行
      gpupdate /force
  8. クライアントをシャットダウン
  9. クライアントを起動、テストユーザーなどでログオン、動作確認を行う。

注意点

上記の設定方法で特に問題無いはずだが、少なくともWindows 10 Enterprise LTSC 2019やWindows 10 Education 1809に対して適用すると、スタートメニューに謎のタイルが表示されたり、設定のタイルが表示される現象が発生することがある。
2019/10/15時点では改善方法や設定は不明

ja/windows/10/すべてのユーザーにタスクバーのピン留めを設定する.txt · 最終更新: 2019/10/15 01:16 by makoto