ja:windows-server:dhcpフェールオーバー構成
DHCPフェールオーバー構成
Windows Server 2012以降では、DHCPサーバの機能にフェールオーバー構成が構築できるようになっている。
これを使うと、あれこれ考えなくても簡単にDHCPサーバの冗長構成が組める。
構築方法
…は、他のサイトでも見てください(ぉぃ
画像付きで丁寧な説明がたくさんです。
スコープ設定のレプリケート
フェールオーバー構成を構築したDHCPサーバ同士では、通常IPアドレスのリース情報のみが共有されていますが。
どうやら、スコープの設定は自動でレプリケートされることは無さそうです。
フェールオーバーは何ですか。#フェールオーバーの概要
Automatic syncing of scope configuration changes between 2 DHCP failover servers
ということは?
ただあるネットワーク内にIPアドレスをばらまく為だけにDHCPサーバを構成する場合は、特に気にすることもないでしょうが、DHCPサーバから各種オプション情報を配布したり、特定のMACアドレスに対してリースするIPアドレスを固定したい場合等は、設定変更を行ってもパートナーサーバ(フェールオーバー構成の相手サーバ)に情報の同期がなされない、ということになります。
スコープ設定をレプリケートする!
ということで、レプリケートしたい場合は、DHCPのコンソール上でスコープのレプリケートを実行するか、PowerShellのコマンドレットInvoke-DhcpServerv4FailoverReplicationを使います。
PS C:\Users\Administrator> Invoke-DhcpServerv4FailoverReplication
とか
PS C:\Users\Administrator> Invoke-DhcpServerv4FailoverReplication -ScopeId 192.168.0.0
ってな感じで。
もし自動化する必要があるのであれば、上で紹介したサイトのリンクから辿れるPowerShellのツールキットを使いましょう。
ja/windows-server/dhcpフェールオーバー構成.txt · 最終更新: 2016/01/06 07:48 by makoto