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ja:linux:kernel-新機能メモ

Linux-kernel新機能メモ

個人的メモ。

kernel 3.15

  • サスペンドとレジュームの高速化
  • グラフィックドライバの改良
  • latency tolerance subsystemの導入
    「対遅延サブシステム」スリープ時に遅延が許されないデバイスを利用している場合、スリープを回避させる。
  • EFI mixed modeのサポート
    32ビットUEFI搭載マシン上で64ビットのLinuxカーネルを動作させるモード
  • メモリ管理の改善
  • AVX-512命令サポート
  • RDSEED拡張命令サポート
  • ext4、及びext5でFALLOC_FL_ZERO_RANGE、及びFALLOC_FL_COLLAPSE_RANGE操作をサポート
  • XFSでO_TMPFILEフラグのサポートを追加
  • FUSEでライトバックキャッシュを可能に
  • File-private POSIX locksをマージ
  • renameat2()システムコールを追加
  • いくつかのGPUドライバの改良

kernel 3.14

  • デッドラインスケジューラの搭載
    SCHED_DEADLINE、リアルタイムCPUスケジューリングを行う。Earliest Deadline Firstアルゴリズムを実装。
  • 「zram」の正式導入
    メモリ圧縮機構、本バージョンよりSTABLE扱い。
  • Btrfsの強化
  • トレース機構
  • prove機構の強化
  • カーネルアドレス空間のランダム化
  • TCP_CORKの自動的用
  • Intel Broadwallグラフィックサポートを強化
  • NVIDIA NouveauドライバでのGK110 GPUサポート追加
  • NVIDIA Tegra PRIMEサポート
  • Radeon DPM改善
  • AMD暗号処理コプロセッササポート
  • F2FSファイルシステム性能向上
    フラッシュベースのストレージ向け
  • Kernfs導入
    sysfsをベースに開発

kernel 3.13

  • nftables導入
    パケットフィルタ。iptables互換の後継機能
  • TCP Fast Open機能のデフォルト有効化
  • AMD Radeonの電源管理機能のデフォルト有効化
  • Squashfs性能向上
  • NUMAシステム対応強化
  • 高速デバイス(SSD)を考慮したスケーラブルなブロックデバイスレイヤーの導入
  • 新ソケットオプションSO_MAX_PACING_RATE導入
  • HSR(Hich-availability Seamless Redundancy)サポート追加
    イーサネット向け冗長化プロトコル

kernel 3.12

  • Btrfs重複排除
    管理者によるコマンド実行がトリガーとなるオフライン実装のみ(アンマウントまで行う必要は無い)。リアルタイムに処理されるオンライン実装は今後。
  • タイマー無しマルチタスクサポートの改善
    kernel 3.10時の当該機能追加時にはまだ残っていた一部のタイマー処理も排除。
  • AMD Radeonグラフィックドライバの動的電源管理の改善
  • NVIDIA OptimusのランタイムGPU電源管理機能のサポート
    セカンダリGPUの動的な電源管理が可能

kernel 3.11

  • AMD Radeon の DPM サポート
    AMDのオープンソースドライバによる動的電源管理機能をサポートするための実験的コードを追加
  • 低遅延ネットワーク ポーリング
  • KVM及びXENの64ビットARMサポート
  • Zswap機能追加
    swap向けの圧縮キャッシュ
  • Lustreファイルシステムサポート
  • NFSv4.2サポート

kernel 3.10

  • タイマー無しマルチタスクサポート
  • ARM big.LETTLEサポート
  • Bcache
    SSDが他のブロックデバイスをキャッシュする事を可能にする。ファイルシステムには依存しない。
  • Brtfs スペース効率向上
    Btrfsのディスクスペースの使用効率が向上。
  • Radeonサポート改善

kernel 3.9

  • db-cacheの導入
  • BtrfsのRAIDサポート
    RAID5、及びRAID6の実験的サポート。
  • ソケットオプションSO_REUSEPORTのサポート
    同一ポートに複数のリスナーがバインドできるようになる。
  • QEMUベースARM仮想化環境搭載
    「goldfish」。仮想CPU、バッテリ、及びMMC、オーディオ、グラフィック等関連デバイス用ドライバも提供
  • 省電力モード追加
    PM_SUSPEND_FREEZEが追加。省電力性能よりも復帰(リジューム)性能に重点。
ja/linux/kernel-新機能メモ.txt · 最終更新: 2014/07/15 07:44 by makoto