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ja:linux:dracut

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ja:linux:dracut [2016/07/12 05:04] – [initrd/initramfsの編集] makotoja:linux:dracut [2016/07/14 05:38] (現在) makoto
行 5: 行 5:
 initd/initramfsを編集したい時は、設定ファイルを編集することで実現する\\  initd/initramfsを編集したい時は、設定ファイルを編集することで実現する\\ 
   - /etc/dracut.conf   - /etc/dracut.conf
-  - /etc/dracut.conf.d/****.conf+  - /etc/dracut.conf.d/○○○○.conf
 基本的には/etc/dracut.confだけで良い。\\  基本的には/etc/dracut.confだけで良い。\\ 
-/etc/dracut.conf.d/***.confについては、ファイルが存在しないので、必要に応じて作成する\\ +/etc/dracut.conf.d/○○○○.confについては、ファイルが存在しないので、必要に応じて作成する\\ 
 \\  \\ 
 設定ファイルの内容を変更したら、一度depmodした上で、initrd/initramfsを再作成する 設定ファイルの内容を変更したら、一度depmodした上で、initrd/initramfsを再作成する
行 16: 行 16:
 ↑これで現在のカーネルバージョンに合わせたinitrd/initramfsが作成される。\\  ↑これで現在のカーネルバージョンに合わせたinitrd/initramfsが作成される。\\ 
 ちなみにdepmodし忘れるとファイルの内容が更新されなかったりする。 ちなみにdepmodし忘れるとファイルの内容が更新されなかったりする。
 +===== 展開したい =====
 +少数派ではあろうが、作成したinitramfsを展開して中身が見たい人もいよう。\\ 
 +以前であれば、gzipで展開したものをcpioコマンドに流し込めば展開できたが、dracutで作成すると、そうは行かなくなる。\\ 
 +dracutのツールにskipcpioというものがあり、これを使うことで展開できるようになる。
 +==== 従来 ====
 +<code bash>
 +# gzip -dc /boot/initramfs-`uname -r`.img | cpio -i
 +</code>
 +==== dracutの場合 ====
 +<code bash>
 +# /usr/lib/dracut/skipcpio /boot/initramfs-`uname -r`.img | gzip -dc | cpio -i
 +</code>
 +※/etc/dracut.confなどに**compress=**オプションを記述していない場合のみ。\\ 記述してある場合はgzipの部分の変更が必要。
 +=== compress="xz"の場合 ===
 +<code bash>
 +# /usr/lib/dracut/skipcpio /boot/initramfs-`uname -r`.img | xz -dc | cpio -i
 +</code>
 +
ja/linux/dracut.1468299854.txt.gz · 最終更新: 2016/07/12 05:04 by makoto