Proxmox VEでのスナップショットについて

スナップショット機能が使えるかどうかはストレージのタイプとVMに割り当てているディスクイメージのフォーマットによる。
スナップショットはサポートされているすべてのストレージタイプで使用可能というわけではない。
Storage - Proxmox VE
ZFSやBtrfsの場合はフルサポートされる。
CIFSやNFS、ディレクトリベースのストレージの場合は、ディスクイメージがcow2形式の場合のみサポートされる。

Windows11/2022でスナップショットが取得できない場合

Windows11/2022ではTPMが必須になっている。
このため、ProxmoxでもVMを作成する際にTPM用のディスクイメージを作成、追加する。
この時、TPM用のディスクはraw形式しか選択できない為、ストレージタイプがCIFSやNFSなどのディレクトリベースのストレージだった場合にスナップショットが取得できない状態になる。
2022/8/7時点ではTPM用ディスクの形式の変更はできないが、ZFSやBtrfs、LVM-Thinなどrawでもスナップショット取得可能なストレージがある場合、VMのハードウェア設定画面でTPM用ディスクを移動させればスナップショットの取得が可能になる。