PowerShellでは、各種処理の出力を制御する為に、Out-から始まるコマンドレットが準備されている。
その中で、コマンドの出力が複数の項目列からなる場合、Out-GridViewコマンドレットを使ってやると、グリッド表に出力できる。
例えば、Get-Commandコマンドレットの場合、出力にはCommandType、Name、Definitionの3つの項目列が含まれている。
PS C:\Users\User> Get-Command CommandType Name Definition ----------- ---- ---------- Alias % ForEach-Object Alias ? Where-Object Function A: Set-Location A: Alias ac Add-Content Cmdlet Add-Computer Add-Computer [-DomainName] <String> [-Credential... ………(略)
このような出力をOut-GridViewコマンドレットに渡してやると、GUIのGridViewに結果セットを追加して表示してくれます。
PS C:\Users\User> Get-Command | Out-GridView
Out-GridViewコマンドレットで表示されたグリッドは、ただ情報をグリッドに入れて表示しただけではなく、必要に応じてフィルタできるようになっている。
画面上部の「フィルター」欄に入力した場合、入力した文字列を含む行が絞り込まれる。
また、「条件の追加」ボタンであれば、指定した項目列に対し、任意の条件を指定できる。