Windows11のインストール時制限の回避方法

Windows11はインストール時にハードウェアの要件に厳しいので、検証目的利用など古いハードウェアにインストールしたい場合にはこの要件を回避する必要がある。

レジストリの設定を追加

Windowsのインストーラを起動後、そのまま画面の指示通りに操作すると、制限回避のための設定項目は無いので自然とインストールは拒否されてしまう。
インストーラ起動後、通常の操作は進めずにレジストリエディタを呼び出して制限回避用の情報を追加する。
インストーラが起動した後でShift + F10を押下すると、コマンドプロンプトが起動するので、下記のコマンドを実行してレジストリ情報を追加する

REG ADD HKLM\System\Setup\LabConfig /v BypassCPUCheck /t REG_DWORD /d 1
REG ADD HKLM\System\Setup\LabConfig /v BypassTPMCheck /t REG_DWORD /d 1
REG ADD HKLM\System\Setup\LabConfig /v BypassStorageCheck /t REG_DWORD /d 1
REG ADD HKLM\System\Setup\LabConfig /v BypassSecureBootCheck /t REG_DWORD /d 1
REG ADD HKLM\System\Setup\LabConfig /v BypassRAMCheck /t REG_DWORD /d 1

※上記5つのコマンドすべてが必須というわけではない。Windows11のインストール先システムがWindows11のインストール要件と比較した時に要件に引っかかっている項目だけ設定できればインストールは通るようになる。