Windows 10ではWindows 8.1以前とは異なり、通常状態ではWindows Updateを無効(というか自分のタイミングで更新を適用)にすることができない。
Windows Update自体は日々発見されるWindows自身の問題や脆弱性、バグの修復を行うので、「ずっと適用しない・更新しない」という事は推奨できない。
とはいえ、適用のタイミングをMicrosoft側の意向で強制されると自身のPCの運用上困る。
そういう場合の為に、Windows Updateの自動更新を止める方法を記載しておく。
※あくまでもWindows Updateの適用タイミングを自分のタイミングにする為に設定するのであって、無効化したままWindows Updateを適用しない事は著しくWindowsのセキュリティを損ねることになるので、ちゃんと自身で管理すること。
ちなみに私の場合は、1~2ヶ月程度毎に大きな問題が発生していない事を確認しながら適用するようにしています。
Windows Updateの自動更新を制御する為には、Windowsのエディションによって必要な作業が異なる。
Windows 10がHomeエディションの場合、Windows Updateの自動更新を制御する設定を行う為に使用する「ローカルグループポリシーエディタ」が使えない。
本来この機能はProエディション以上のエディションでないと使用できないようになっているからですが。
ただ、Homeでも無理矢理使えるようにする方法がある。
Easily Install Group Policy Editor (GPEdit.msc) In Windows 10 Home Edition
上のリンクの先にある「Easily Install Group Policy Editor (GPEdit.msc) In Windows 10 Home Edition 1 GPEdit Enabler for Windows 10 Home Edition (386 bytes, 98,611 hits)」と書かれたリンクからバッチファイルをダウンロードして、ダウンロードしたバッチファイルを右クリックし、「管理者として実行」を行うと、ローカルグループポリシーエディタの有効化処理が行われる。
この処理が完了したら、次の「Home以外の場合」に進む。
ここまで設定すると、設定画面内のWindows Updateのセクションを表示すると「一部の設定は組織によって管理されています」と赤字で表示され、自動的に更新プログラムを確認・適用することはなくなります。
これ以降はWindows Updateの画面上で自分で「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、更新プログラムの確認と適用を行う事になります。
最初に書いた通り、放置し続けるとWindowsとしてのセキュリティレベルは日に日に悪くなっていきますので、ちゃんと定期的にWindows Updateを適用するようにしてください。