ログオン画面に前回のログオンユーザを表示しない
Windowsでマルチユーザー環境やドメイン環境の場合、一台のWindowsマシンに複数のユーザーがログオンする事になりますが、デフォルトの設定のままだと、コンピュータを起動しログオン画面を表示した時に、直前の利用者のユーザー名が表示されます。
一般家庭内での利用ならまだしも、企業などの組織でこの運用はセキュリティ的にもよろしくないので無効にします。
基本設定
基本となる設定はローカルグループポリシー、またはドメインポリシーをを使って設定します。
ここではローカルグループポリシーで設定してみます。
gpedit.msc(要管理者権限)を起動します。
コンピューターの構成 - Windowsの設定 - セキュリティの設定 - ローカルポリシー - セキュリティオプションと進みます。
対話型ログオン: 最後にサインインしたユーザーを表示しないの項目を開きます。
有効を選択し、OKをクリックします。
ローカルグループポリシーエディタを終了します。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
gpupdate /forceを実行します。
システムを再起動します。
Windows10の場合
Windows10の場合、Windows Update関連の処理が無駄に強化された関係で、上の設定だけでは期待通りに動作しない場合があります。
この場合は、追加で下記のいずれかの設定を追加で構成します。
ローカルグループポリシーで設定する
gpedit.msc(要管理者権限)を起動します。
コンピューターの構成 - 管理用テンプレート - Windows コンポーネント - Windows ログオンのオプションと進みます。
再起動後に自動的に前回の対話ユーザーでサインインしてロックするの項目を開きます。
無効を選択し、OKをクリックします。
ローカルグループポリシーエディタを終了します。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
gpupdate /forceを実行します。
システムを再起動します。
PC設定を変更する
スタートメニューから設定を起動します。
アカウント→サインイン オプションに進みます。
サインイン情報を使用してデバイスのセットアップを自動的に完了し、更新または再起動後にアプリを再び開くことができるようにします。をオフにします。