====== Office2010-初回起動時のWindowsUpdate設定ウィザードを抑止する ====== Microsoft Office 2010をインストールした後、初めて起動した時、必ず表示されるのがWindwsUpdateの設定ウィザードです。\\ PCを利用するのが特定の個人である場合は、一回設定を行えばそれで良いのですが、複数の一般ユーザーが利用する場合や、Ghostなどの配信系システムを利用してOSイメージをばらまく場合などは、ウィザードの起動を抑止し、非表示にしておきたいところ。 ===== 方法 ===== 既定のプロファイルを作り込んだり、カスタマイズインストールを構成するなどの方法があるようですが、ここでは多分一番簡単なグループポリシーを使った方法を採りたいとおもいます。 ===== 準備 ===== * Micrsoft Office 2010をインストールしておく。 * Office Customize Toolをダウンロードしておく。\\ Office Customize Toolsは[[http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=18968|こちら]] ===== 作業 ===== - 予めダウンロードしておいたOffice Customize Tools(AdminTemplates_XXbit.exe:XXはOfficeのビット数)を実行します。 - ファイルの展開先を聞かれるので、任意の場所に展開します。 - 管理者権限でローカルポリシーエディタ(gpedit.msc)を実行します。 - [ローカルコンピューターポリシー]→[ユーザーの構成]とツリーを展開し、[管理用テンプレート]を右クリックします。 - [テンプレートの追加と削除]ウィンドウが表示されるので、[追加]ボタンをクリックする。 - 先ほど展開しておいたOffice Customize Toolsのファイルのうち、ADM\ja-jpフォルダにある「office14.adm」を指定します。 - [テンプレートの追加と削除]ウィンドウを閉じます - [管理用テンプレート]のツリーの下に[従来の管理用テンプレート(ADM)]という項目ができるので、[Microsoft Office 2010]→[プライバシー]のツリーを開き、[セキュリティセンター]を選択します。 - ローカルグループポリシーエディタの右ペインに表示される設定項目から[初回起動時に選択ウィザードを表示しない]をダブルクリックします。 - 設定画面が表示されるので、[有効]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。 * この「セキュリティセンター」には、[信頼性向上のために小規模な更新プログラムを自動的に受信する]という項目もあります。必要に応じて設定するのもありかと。 - ローカルグループポリシーエディタを閉じます。 - 念のために管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、ポリシーを強制的に適用するコマンドを実行します。 gpupdate /force