====== DHCPフェールオーバー構成 ====== Windows Server 2012以降では、DHCPサーバの機能にフェールオーバー構成が構築できるようになっている。\\ これを使うと、あれこれ考えなくても簡単にDHCPサーバの冗長構成が組める。 ===== 構築方法 ===== …は、他のサイトでも見てください(ぉぃ\\ 画像付きで丁寧な説明がたくさんです。 ===== スコープ設定のレプリケート ===== フェールオーバー構成を構築したDHCPサーバ同士では、通常IPアドレスのリース情報のみが共有されていますが。\\ どうやら、スコープの設定は自動でレプリケートされることは無さそうです。\\ [[https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn338983.aspx#Anchor_0|フェールオーバーは何ですか。#フェールオーバーの概要]]\\ [[https://blogs.technet.microsoft.com/teamdhcp/2012/11/27/automatic-syncing-of-scope-configuration-changes-between-2-dhcp-failover-servers/|Automatic syncing of scope configuration changes between 2 DHCP failover servers]] ==== ということは? ==== ただあるネットワーク内にIPアドレスをばらまく為だけにDHCPサーバを構成する場合は、特に気にすることもないでしょうが、DHCPサーバから各種オプション情報を配布したり、特定のMACアドレスに対してリースするIPアドレスを固定したい場合等は、設定変更を行ってもパートナーサーバ(フェールオーバー構成の相手サーバ)に情報の同期がなされない、ということになります。 === スコープ設定をレプリケートする! === ということで、レプリケートしたい場合は、DHCPのコンソール上でスコープのレプリケートを実行するか、PowerShellのコマンドレット**Invoke-DhcpServerv4FailoverReplication**を使います。 PS C:\Users\Administrator> Invoke-DhcpServerv4FailoverReplication とか PS C:\Users\Administrator> Invoke-DhcpServerv4FailoverReplication -ScopeId 192.168.0.0 ってな感じで。\\ もし自動化する必要があるのであれば、[[https://blogs.technet.microsoft.com/teamdhcp/2012/11/27/automatic-syncing-of-scope-configuration-changes-between-2-dhcp-failover-servers/|上で紹介したサイト]]のリンクから辿れるPowerShellのツールキットを使いましょう。