ECHO文はコマンドライン引数として与えられた文字列を画面に出力するだけ、という至ってシンプルなコマンド。
なのだけれど、それ以外にもいくつかできることがある。
コマンドプロンプトにしても、バッチファイルにしても、起動直後はプロンプト文字列(C:\Users\hogehoge>みたいなやつ)は表示するのがデフォルト。
このプロンプト文字列の表示/非表示の制御をECHO文で行う事ができる。
ECHO ON
ECHO OFF
バッチファイルを作成する際は、前述の@も併用して、
@ECHO OFF 後続処理
のようにしておくと、不必要な表示は出なくなる。
前述のECHO ON、ECHO OFFによって、プロンプト文字列の表示状態を変更することが可能だが、現在表示設定なのか、非表示設定なのかを確認する場合は、コマンドライン引数無しでECHOを実行すると良い。
……そんなことして確認しなくても、画面見りゃすぐわかるんだけれども。
C:\Users\hogehoge>ECHO ECHO は <ON> です。
ECHO ECHO は <OFF> です。
ECHO文で空白行を出力したい場合は少し特殊で、ECHO文に続けて「.(ピリオド)」を入力する。
C:\Users\hogehoge>ECHO. C:\Users\hogehoge>
「続けて」がミソ。コマンドライン引数としてスペースを挟むのはNG。