すべてのユーザーに既定のアプリを設定する

Windows10では既定のアプリの設定と各拡張子の関連付け設定をすべてのユーザーに適用する場合、既定のアプリの構成ファイルを作成し、マシンに対して適用するという手法を取ります。

  1. 管理者権限を持つ作業用ユーザーにて既定のアプリ、拡張子の関連付け設定を行う。
    一般的な手法で構いません。
    • 「スタート→設定→アプリ→既定のアプリ」で既定のアプリを設定する
    • 対象の拡張子のファイルを右クリックし、「プログラムから開く」で「常にこのアプリをを使って(拡張子)を開く」をチェックし、設定したいアプリケーションを選択する。
  2. 既定のアプリの構成ファイルをエクスポートする
    管理者権限でコマンドプロンプトを起動、次のコマンドを実行する
    DISM.exe /Online /Export-DefaultAppAssociations:C:\AppAssoc.xml
  3. (必要な場合)構成ファイルをメモ帳などで開き、関連部分以外を削除する
    XMLファイルの宣言部分(最初の2行)と末尾の1行、Identifier要素がターゲットの拡張子やhttp等のスキーム名の行を残し、他の行をすべて削除する
  4. 更新した構成ファイルを任意の場所に移動する
    C:\AppAssoc.xmlのままでも構いませんが、あまり見られたくないのであれば別のロケーションに移動させてください。
  5. ポリシーに設定する
    ActiveDirectory GPOかローカルGPOのいずれかで設定してください。
    ローカルグループポリシーの場合は、コンピューターの構成→管理用テンプレート→Windowコンポーネント→エクスプローラーにある「既定の関連付け構成ファイルの設定」を有効にし、構成ファイルのパスとして、AppAssoc.xmlのパスを入力してOKとします。
  6. 念の為、gpupdate /forceを実行し、ポリシーを強制適用しておきます。
  7. 別のユーザーでログオンし直し、設定が正しく適用されているか確認する。