Intel製のネットワークアダプタ「Intel Ethernet Connection ixx-yy(xxxは217とかの数値、yyはlmとかの英字)」等が搭載されたPCでOSをクリーンインストールし、ネットワークアダプタのドライバをインストールした時、通常はデバイスマネージャー等から前述のネットワークアダプタのプロパティを開き詳細設定タブでwake on magicpacket等のWake On LANの設定項目を有効になるようにすればリモートからの電源投入が可能になるが、これらの設定項目が表示されない場合がある。
この場合は下記のようにレジストリを追加・修正し、システムを再起動するとWake On LANでのリモート電源ONが可能になる。
基本的には前述のenablePMEの設定でリモートからのマジックパケットによるリモート電源ONの機能は有効になるが、この設定とは別に最近流行りの省電力設定が邪魔をしている場合がある。
省電力設定を有効にする事で様々なシーンでの消費電力を抑制することができるが、代わりに「PC本体の電源OFF時のネットワークアダプタへの電源供給」も抑制されてしまう事があり、この場合いくらWake On LANの設定が有効になっていてもPCをリモートから電源ONにすることはできない。
この省電力設定は様々な箇所に設定項目が散乱しているので困るが、大きく2つは確認しておくこと。
ネットワークアダプタ自身の省電力設定を確認しておく。
PC本体のファームウェア(BIOS、UEFI等の呼び方の場合も)にも設定がある場合があるので、確認しておく。
この設定に関しては設定対象のPCの販売メーカー(Dell/HP/Lenovo/Fujitsu等々・・・)によって搭載されているファームウェアのバージョンや設定項目が異なる為、手順の詳細を提示することができない。
基本的には省電力、電源管理、Wake On LAN、wol等のキーワードをたよりに設定項目を探す事になる。
省電力や電源管理等の場合は省電力状態にならないように変更し、Wake On LANやwol等の場合は有効になるよう設定する。
設定が完了したら、設定を保存して再起動を行い、シャットダウン後にWake On LANの確認を行う。