====== 変数を使う ======
コマンドプロンプト、及びバッチファイルでは変数が利用できる。\\
ただし、変数はすべて「**環境変数**」なので、注意する。\\
**PATH**を始め、**SET**コマンドを実行した時に出力される変数は、すべて利用中なので、これらと同じ名前を使うとシステム側に影響がでる可能性がある。
C:\Users\hogehoge>SET
ALLUSERSPROFILE=C:\ProgramData
APPDATA=C:\Users\hogehoge\AppData\Roaming
CLASSPATH=.
……中略……
USERPROFILE=C:\Users\hogehoge
windir=C:\Windows
===== 変数を作って値を代入する =====
変数を作成し、値を代入するには**SET**コマンドを使用する。
* **書式**
SET 変数名=値
* **例**
SET HOGEHOGE=テストデータ
==== 変数への値の代入をユーザーの入力値とする ====
任意の変数へ代入する値を、ユーザーの入力した文字列にする場合は**/P**オプションを使用する。
* **例**
SET /P HOGEHOGE=値を入力してください
上記のようにすると、画面上に「値を入力してください」と文字列が表示され、ユーザーの入力を待機するようになる。\\
ユーザーが文字列を入力し、Enterキーを押下すると、入力された文字列(Enterは除く)が変数の値として代入される。
===== 変数の値を使用する =====
変数に格納された値を使用する場合は、基本的に**%変数名%**と記述する。
* **バッチファイル**
SET HOGEHOGE=テストデータ
ECHO HOGEHOGEは"%HOGEHOGE%"です。
* **実行結果**
HOGEHOGEは"テストデータ"です。